夏休みを挟んだこともあり、他の業務が忙しくて、しばらくブログ更新を怠っておりました。
楽しみに待って頂いていた読者の皆様、申し訳ございません。
それでは今日も始めます。
切開部の修復
切開する際に、スパッと一発で切った場合は、接着面が綺麗に合うので修復後も目立たなくなりますが、切れ味の悪い刃物を使ったり、接着に失敗する→失敗した面を削った場合は、接着面を相当気をつけて整えないと、凹凸がピタリと合いません。
この度お預かりしたドールの左太もも切開部は、接着面に溝ができてしまっていたため、その修復方法をお伝え致します。
まずは隙間を埋めるために、こんな感じで切開面からはみ出るくらい、モリモリにシリコンを流し込みます。
24時間以上十分に接着し、接着剤も硬くなってきたら次は接着面をメスで削っていって、できるだけ滑らかに表面を整えていきます。
注意点としては、メスをできるだけ寝かせて、皮膚表面が水平になるように薄く薄く、削っていくことです。ここで焦って厚めに削ってしまうと、失敗する確率が大きくなります。
ちなみに、反対側の股関節部分は、スパッと一発で切って頂いていたので、このように接着後は綺麗です。
次回はいよいよ、完成状態のお披露目です。
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